2020.12.04
事業開発とは企業において新しい事業を創造し構築していく過程

事業開発」や「Biz Dev」という仕事をしている方がいます。

具体的な職務は企業ごとに異なりますが、一般的に新しい事業を構築していくまでの過程を「事業開発」と言います。

現在の勤務先で新たな事業の立上げに携わっている方でも、事業開発の仕事をしているという認識はないかもしれません。

今回は事業開発とはどんな仕事内容なのか、事業開発に携わるにはどうすれば良いのか等を解説します。

事業開発とは

事業開発とは企業において新しい事業を創造し構築していく過程のことです。

英語では「Business Development」、略して「Biz Dev」と言います。

経営企画や事業統括との違い

  • 事業開発:新しい事業を創造し構築していくこと
  • 経営企画:事業における中長期的な経営戦略や施策を創造し構築していくこと
  • 事業統括:事業目的を達成するために事業の管理・運営をしていくこと

「事業開発」と似た用語で「経営企画」や「事業統括」があります。

「事業開発」「経営企画」「事業統括」は、その事業者によって異なる相対的な用語であり、絶対的な定義はありません

新しい事業を創造し構築していく過程(事業開発)には、事業における中長期的な経営戦略や施策を創造し構築していくことや(経営企画)、事業目的を達成するために事業の管理・運営をしていくこと(事業統括)が含まれる場合もあるでしょう。

このように、これらの用語は明確に線引きできるものではありません。

用語の定義・内容は、事業の組織体制や規模によって変わります。

広義に新たな事業の立上げに携わっていれば事業開発の仕事をしていると言えるでしょう。

事業開発の仕事内容

事業開発の仕事内容は、抽象的には新しい事業を創造し構築していくことです。

基本的には、現在の事業組織をより良い組織にするためにどのような事業活動を行っていくかという戦略を立て実践していきます。

どんな事業を創造し構築していくかは、事業によって異なります。

新たに事業を起こす場合は、事業そのものが事業開発となります。

大企業であれば、新たな販売ルート(オンラインショップ等)といった特定の分野の構築が事業開発となったりします。

変わった形態としては、YouTuberが他のYouTuberとコラボレーションすることも事業開発と言えるでしょう。

自身の登録者とは異なる層の登録者に自身の存在をアピールすることができ、登録者の増加、ひいては収益アップが期待できます。

この場合でも、

  • 戦略の立案:自身の登録者の属性や動画の提供内容からどのようなYouTuberとコラボすれば自身の収益アップに繋がるか
  • 戦略の実践:コラボの対象と考えたYouTuberに交渉、承諾を得られた場合どのようなコラボ動画を作成するか

といった形で事業開発が行われます。

事業開発に関する資格や学位

事業開発の仕事をするために特定の資格が必要ということはありません

会社や事業経営者から事業開発を命じられ、任務をこなすことが出来れば良いです。

しかし、事業開発をするためには、企業の現状を把握する能力が必要となります。

そこで、事業開発に役立つ資格や学位として、

  • 中小企業判断士
  • 経営士・経営士補
  • MBA(経営学修士)

の3つを紹介します。

中小企業判断士

  • 実施団体:一般社団法人 中小企業診断協会
  • 試験地
    • 第1次試験8地区:札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、那覇
    • 第2次試験7地区:札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡
  • 試験日
    • 第1次試験:8月
    • 第2次試験:12月

中小企業診断士は企業経営に関する診断を行い、成長戦略を作成できる能力を身に付けることができるため、特に中小企業においては事業開発をするために役立つ資格と言えます。

参考:中小企業診断士試験「令和2年度(2020年度)の試験について

経営士・経営士補

  • 実施団体:一般社団法人日本経営士協会
  • 試験地:札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡
  • 試験日:年2回(5月、11月)

経営士・経営士補は、企業経営に関する計画から運営、調査、企画、教育訓練、管理等、広い分野の各種の諸問題について相談、指導、アドバイスを行うことができる能力を有することを示す資格です。

経営士(経営士補)は、企業経営に関する広い分野で指導やアドバイスができる能力を身に付けることができるため、企業の現状を把握することが必要な事業開発をするために役立つ資格と言えます。

経営士・経営士補になるためには試験を受けるか、経営士(経営士補)養成講座を修了することで資格を取得することができます。

MBA(経営学修士)

  • 取得にかかる期間:通常2年間
  • 受験資格:大卒程度の学位

MBAは、企業経営に必要な知識と技術を体系的に備えていることを示す学位です。

大学院によっては夜間や休日講義、週1~2日程度の講義で3~4年修学するコース等、働きながらでも資格取得可能なコースがあります。

入学選考では志望動機を中心とした書類選考や面接が行われます。

MBAは企業経営に必要な知識と技術を体系的に身に付けることができるため、成長戦略的な事業開発のみならず、縮小戦略的な事業開発にも対応できる点で事業開発をするために役立つ学位と言えます。

事業開発に携わるには

事業開発に携わる方法は、

  • 現在の勤務先で事業開発部に異動する
  • 事業開発のポジションに転職する

といった方法が考えられます。

現在の職場で事業開発部署に異動する

現在の勤務先で事業開発部署に異動することで事業開発に携わることができます。

事業開発は企業の経営に大きな影響を及ぼす仕事であるため、一般的に企業からの信頼が厚い人物が任命・配置されるでしょう。

また、事業開発の内容は企業の規模に大きく左右されます。

現在の勤務先が大企業であれば、最低でも数年以上の勤務経験を含めた社会的な実績を積む必要があります

事業開発は新たな事業を創造することなので、既成概念に捉われないという点で勤務経験の浅い若手を事業開発の仕事に携わせる企業もあるでしょう。

現在の勤務先が小規模であれば、新たな事情を経営者に提案する等により事業開発に携わる機会は得られやすいと言えます。

転職する

事業開発のポジションでを求人応募している会社に転職することで、事業開発に携わることができます。

募集の職種として事業開発という用語が必ずしも使われているとは限らず、

  • 経営企画
  • 経営戦略立案

といった職種でも、事業開発に関わる機会があるかもしれません。

事業開発は新しい事業を創造し構築していくため、

  • 新しいことに取り組む意欲
  • 意欲を実践するコミュニケーション能力

などが求められます。

抽象的に事業開発に携わりたいというのではなく、

  • この仕組みを構築すれば現在の職場はより効率よく業務の遂行ができるのではないか
  • それを実現するにはどうしたら良いか

などを考えることが事業開発に携わる第一歩と言えるでしょう。

まとめ

  • 事業開発とは事業開発とは企業において新しい事業を創造し構築していく過程
  • 「事業開発」の用語の定義・内容は企業の組織体制や規模によって異なる
  • 事業開発に関する資格や学位には中小企業判断士、経営士・経営士補、MBAがある

この記事では事業開発について解説しました。

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