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2021.03.12
BATIC(国際会計検定)とは英語力と会計処理能力を評価する試験
BATIC(国際会計検定)は英語を用いた簿記・会計の検定試験です。
日商簿記などで有名な商工会議所が主催しており、例年1,500~3,000名が受験しています。
この記事ではBATICについて、会計に関する資格であるIFRS検定やUSCPAとの違いや、BATICを取得するメリットについて解説します。
INDEX
BATIC(読み:バティック、国際会計検定)とは東京商工会議所が主催する英語を用いた簿記・会計の検定試験です。
BATICはBookkeeping and Accounting Test for International Communicationの略です。
BATICに似た検定試験にイングランド・ウェールズ勅許会計士協会が主催するIFRS検定(国際会計基準検定)があります。
BATICとIFRS検定は国際会計基準の広範な知識と理解力を図る試験という点で同じです。
IFRS検定は日本語でも受験できるのに対し、BATICは英語でしか受験できません。
そのため、BATICには英語力が必須です。
アメリカの公認会計士資格であるUSCPAも財務会計(FAR)の分野で試験内容が重なる部分があり、試験は英語で行われます。
USCPAの試験科目は、BATICの試験内容にはない
が試験内容となっている点に違いがあります。
したがって、USCPAの方がBATICよりも難易度が高いと言えます。
次に、BATICを取得するメリットには、
の2点が挙げられます。以下で解説します。
BATICの試験内容はIFRS(国際会計基準)に準拠しています。
BATICを取得することで、IFRSに対応する会計知識を取得できます。
BATICの試験は英語で行われます。
BATICを取得すると会計知識を英語で扱える英語力の客観的なアピールになります。
ここからはBATICの試験について、
を解説します。
受験資格は特になく、誰でも受験できます。
試験にはSubject1と2があり、Subject2のみを受験する場合は過去にSubject1で320点以上(アカウンタントレベル)を取得していることが条件です。
申込登録の際に同レベル取得時の証書番号が必要です。
試験科目は、
の2科目です。
合計1,000点満点です。
Subject1で320点以上を取得した場合には、以後の試験においてSubject 2のみを受験することもできます。
試験問題は、
の2つから構成されています。
問題は英文で出題され、記述式問題については解答も英文で行う必要があります。
試験時間は、
です。
10,340円
試験は年2回(7月、12月)実施されています。
BATICの試験で出題される内容は以下の通りです。
BATICのスコアのレベルは以下の通りです。
スコア | 称号 | 参考数値 | 認定期間 |
880~1,000 | コントローラーレベル | 日商簿記1級程 | 3年 |
700~879 | アカウンティングマネジャーレベル | 日商簿記2級程 | 3年 |
320~699 | アカウンタントレベル |
日商簿記3級程 |
なし |
200~319 | ブックキーパーレベル | ||
0~199 | なし |
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