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転職ノウハウ2021.12.21
経理のキャリアプランの具体例、持っておくと役に立つ資格やスキル
経理業務に携わっていて、将来のキャリアプランに漠然と不安を感じられている方もいるといいます。
この記事では、経理からのステップアップや転職を考えている方に向けて、経理の仕事や具体的なキャリアプラン、今後に役立てる資格やスキルについて解説をします。
INDEX
まず最初に、経理が行う具体的な業務内容にはどういったものがあるのか解説をします。
日常的な業務内容としては、日々行っている取引の記録を伝票に起こす「起票」、データを記録する「集計」、記録した伝票を帳簿に記入する「記帳」などがあります。
起票や記帳は簿記のルールに則って作業する必要があり、専門的な知識が必要となります。
現金や預金を入出金、管理する「出納」も経理が行う業務です。
月次業務では、従業員の給与の計算や取引をしている企業への請求などがあります。
基本的に日々の営業データをまとめる、試算表や損益計算書データを作るなど、月ごとに行う数字管理業務を経理が担当することが多いでしょう。
納税が必要となるため、法人では確定申告を行う必要があります。
そのために、年間での売り上げや経費など諸々の数字の計算をしなければなりません。
決算作業は、決算期の変更があった場合には、年に一度ではなく複数回行わなければならない時もあります。
賃借対照表や損益計算書などの書類作成も経理が行います。
経理に向いている人にはどういった特徴があるのかいくつか要点をまとめました。
経理では毎日数字とのにらめっこになるため、数字や計算に対して苦ではない人が向いています。
計算や集計を昔からしている、得意な方がいいでしょう。
経営では数字管理がとても大切なので、数字の少しのミスが大惨事になりかねません。
そのため、数字のミス、項目の記載ミスなどをしない几帳面な性格の人が向いています。
締め切りを厳格に守り、正確なスケジュールで進められる人も向いています。
毎日数字の記入をして確認するなど、派手な仕事ではなく地道な定型業務が経理の仕事には多いと言えます。
コツコツと作業をしていくことが苦ではない人が向いているでしょう。
経理のキャリアプランの悩みにはどういったものがあるのでしょうか。
よくある悩みについて以下で解説します。
経理は派手な仕事ではありませんが、日々会社の大切なお金を管理しています。
計算や記入のミスをしてしまえば会社が傾くきっかけになり得るため、不安を抱えながら業務を行う人もいます。
経理は専門業務なので、知識不足に悩んだり、実務経験が長い人ほど実績の評価基準が曖昧であるため心配になる、といったこともあるようです。
不安やプレッシャーを、モチベーションやバネとして捉えるとうまく考えられるかもしれません。
経理のキャリアプランがイメージできないという悩みもあります。
その場合は、一般的な経理のキャリアパスをイメージしてみるとよいでしょう。
経理のキャリアパスには大きく分けてジェネラリストとスペシャリストがあります。
ジェネラリストは、特定の分野を特化させるのではなく幅広くこなし、いずれは経理部の管理職を目指す方向性です。
スペシャリストはより専門性を高めて、各業種の専門家や資格を取り会計士や税理士を目指す方向性です。
多くの業界でITを組み込み、AIや業務を自動化するプログラム技術などが進んでいます。
事務仕事も多い、経理の職種もAIに代替される可能性や、今後どうなっていくのか不安に感じられる方もいるかもしれません。
ITやAIは急激に進んでいますが、経理の仕事が完全になくなる可能性はいまのところ低いでしょう。
例えば、経理のデータ入力や取集、計算などは自動化できますが、集めた情報を読み取る力は人間の方が優れていると言われます。
データの活かし方は専門的な知識やスキルを持つ人にしかできないでしょう。
経理のキャリアプランの例をいくつか紹介します。
あくまでも、人ぞれぞれのキャリアプランとなるので、一例として参考にしてください。
アナログな業務ではなくITツールを用いた経理業務も増えているため、IT特化の経理になるキャリアプランもあります。
ITの基礎スキルを身につけながら数年働き、経理業務も覚えていくことで、IoTやAIなどの新技術も導入して、会社全体の業務改善にも取り組んでいけます。
経理部門で数年働き、まずはミスなく業務を行えるようになり、経理部の主任や課長を経て、経理部長や財務部長を目指すキャリアプランです。
大手企業では役割やポジションもその分増えるので、数字を管理している経理にはCFOを目指す道もあります。
キャリアプランを考える上では、経理としてのゴールをどこに設定するのかも考える必要があります。
なりたいものによって、通るキャリアも変わっていくからです。
自分だけではわからない時には先輩社員や、転職エージェントなどキャリアのプロに相談をしてみるのもよいでしょう。
経理のキャリアプランやキャリアパスにはどういったものがあるのかを、以下で解説します。
CFO(最高財務責任者)や経営企画、経理主任など同じ企業の上位職を目指すことは、イメージのしやすいキャリアプランかもしれません。
CFOは企業の財務戦略の立案、執行をする責任のあるポジションです。
経理は会社の内部へ関わり、経済状況もわかるため、経営と近しい役割を目指すのであれば、CFOが良いでしょう。
大きな企業では主任や課長、部長といった役割があり、役割別の仕事もあります。
まずは中小企業で経理の経験を積み、多くの業務へ関わり、大手企業へ転職というキャリアプランもあります。
経理は数字を扱う業務が多いため、その経験を生かして、コンサルタントやアナリストなどになるキャリアプランもあります。
ただし、経営状況や財務状況が読めるようになる必要はあります。
FPなど対個人を相手にライフプランを考えるキャリアへの道もあります。
有名な資格の上位資格や国家資格を取ることで、転職の幅が広がり、違った職種へのキャリアを開けることもあります。
資格取得をきっかけに、独立開業を目指せる場合もあります。
キャリアプランを広げるために、よく耳にする資格などを次の見出しで解説します。
キャリアプランは自分のやりたいことやスキルが見つかることで広がることもあります。
経理のキャリアに役立つスキルや資格について以下で解説していくため、参考にしてください。
経理に関する、知名度が高い資格の代名詞といえるのが「日商簿記検定」でしょう。
簿記とは、企業の大小に関わらず、日常の企業活動を記録していき、計算や整理をして、財務状況をわかるようにする技術です。
経理業務やキャリアステップで非常に役立てるスキルのため、多くの人が取得しています。
IFRSは国際会計基準検定といい、世界標準の会計知識があることを証明する資格です。
近年では外資系企業も多いため、IFRSを適用する企業も増えているようです。
IFRSは日本語で受験が可能な世界標準資格なため、グローバル化が進み近年注目されています。
FASSは経理や財務スキルを測定する検定です。
普段行っている自らのスキルを証明するのは難しいですが、客観的な評価をわかりやすく証明できるため、転職などに役立つこともあります。
資産・決算・財務・資金ごとの評価が出るため、自らが抱えている課題もわかるでしょう。
国際会計検定では、上記のIFRS(国際会計基準)の知識が問われますが、BATICは英語で受験をする資格です。
国際的な会計知識があるという証明だけではなく、一定の英語力の証明にもなるため、外資系企業へのアピールに役立つことがあります。
ビジネス会計検定試験では、よりビジネスよりの知識を身につけて、財務諸表などから企業の経営状況を読み、分析するスキルです。
経営に近いポジションや経営コンサルタントに必要な知識やスキルを身につけることができます。
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