2021.10.21
経理の仕事は今後なくなるのか

経理の仕事は今後なくなる可能性があると指摘されることがあります。

実際には経理の仕事が完全になくなるとは考えにくいです。

この記事では、経理の仕事の将来性を知りたい人に向けて、経理の仕事がなくなる可能性について解説します。

経理としてこれから活躍するためのポイントも解説するため、ぜひ参考にしてください。

経理とはどのような仕事か

そもそも経理はどのような仕事なのでしょうか。ここでは、経理の概要や業務内容について解説します。

経理とは

経理とは、企業がビジネスのためにやり取りしているお金の流れを管理する仕事です。

入金や出金の具体的な金額を把握し、日時や理由などがわかるように記録を残します。

実際にお金の受け渡しをしたり、日々記録したお金の流れを資料にまとめたりするのも経理の仕事のうちです。

経理の業務内容

経理の業務は多岐にわたります。

経理が担当している代表的な業務内容をまとめると、

  • 帳簿・伝票管理
  • 決算書の作成
  • 請求・支払業務
  • 給与計算

等があります。

経理は日々のお金の流れを伝票や帳簿で管理しています。定期的に決算書を作成し、資料としてまとめます。

入金や出金があるときは、請求や支払いなどの業務も経理が担当するケースが多いです。

また、社員に支払う給与の金額を計算し、振込をします。

経理の仕事がなくなる可能性

経理はどの企業にとっても必要な仕事です。

将来的な世の中の変化を考慮しても、経理の仕事が完全になくなる可能性は低いといえます。

ただ、現在の経理の仕事の一部がなくなる可能性はあるでしょう。

便利なシステムの導入により業務の自動化やペーパーレス化が進めば、人が作業する必要がなくなるためです。

特に、単純作業にAIやRPAを導入すると、人が介入しなくても問題なく進むようになります。

将来なくなると予想される経理の仕事

経理の仕事のうち、将来なくなる可能性があるのは、どのような仕事なのでしょうか。具体的に解説します。

立替金の精算

ビジネスをスムーズに進めるため、業務に必要なお金を社員が立替払いする場合があります。

立替金の精算をする際は、社員から書類の提出が必要です。

立替払いは頻繁に行われており、書類のチェックや差し戻しなどに手間がかかります。

しかし、決まりきった作業がほとんどであるため、自動化は比較的容易です。

交通費の精算

社員に交通費を支給する際は、それぞれの交通費をいちいち計算する必要があります。

また、書類の提出が遅い社員に催促したり、書類に不備があれば差し戻しをしたりしなければなりません。

立替金と同様、交通費の精算も決まりきった作業がほとんどです。

そのため、システムを導入すれば自動化や簡素化を実現できます。

仮払金の精算

実際に使用する金額が確定していない場合、仮払金を支給して後から実費を精算するケースもあります。

仮払金の手続きでは小口現金のやり取りもあるため、手間がかかります。

現金ではなく、ICカードへのチャージなどで仮払金の対応をすれば、やり取りにかかる手間を減らすことが可能です。

将来的にも残る経理の仕事

経理の仕事のなかには、将来的にも残り続けると考えられる仕事もあります。

具体的にどのような仕事が残るのか解説します。

例外的な業務

経理の業務のなかには、例外的なものもあります。

テンプレートを作っても自動化ができない業務については、システムの導入後も人が対応しなければなりません。

イレギュラーな事態が発生した場合も、手作業による個別対応が必要です。

紙の書類による処理が必要な業務

システムを導入すれば、経理の業務の多くを電子化できますが、紙の書類で対応しなければならない業務も残る可能性があります。

たとえば、取引差の企業が紙の書類のやり取りを希望する場合、個別に紙の書類を発行しなければなりません。

また、すべてが電子帳簿保存法に対応しているわけではなく、紙による保存義務が定められている書類も存在します。

最終的なチェック

AIの精度は向上しており、人の作業を代替して対応できるようになってきました。

しかし、精度はいまだに完璧ではありません。

場合によっては誤りが生じる可能性もあるため、業務を自動化しても、最終的には人がチェックして問題がないか確認する必要があります。

システムを導入しても、完全にすべてを自動化できるわけではありません。

今後の経理の仕事に求められるスキル

今後も経理として活躍し続けるには、より幅広いスキルが必要と言えるでしょう。

単純作業にしか対応できない場合、どんどん仕事がなくなるリスクがあります。

システムには任せられない業務に対応できるスキルを身につける必要があります。

たとえば、数字を分析して経営戦略を立案できるスキルがあれば、貴重な人材として重宝されるでしょう。

M&Aをはじめとする専門性が必要な業務にも対応できると、活躍できるチャンスを増やせます。

経理の仕事で活躍するためのポイント

経理の仕事で活躍するに意識すべきポイントとして、

  • 会計の知識を増やす
  • 分析力を高める
  • 高度で専門性の高いスキルを身につける
  • ITリテラシーを磨く

の4点を紹介します。

会計の知識を増やす

経理の仕事は幅広いため、さまざまな業務に対応できるようにするには知識を増やす必要があります。

会計について深く学べば、将来的にもさまざまな場面で活躍できる可能性があるでしょう。

経理の仕事に役立つ知識を得られる資格として、日商簿記検定があります。

ほかにも、税理士や会計士などのより高度な資格取得を目指すと、キャリアアップを実現しやすくなります。

分析力を高める

経理の仕事で幅広く活躍するためには、分析力も必要です。

数字を分析して経営戦略を考えられるスキルがあれば、将来的に重要な仕事を任される可能性があります。

そのためには、財務分析力が必要です。

データや目の前の状況をしっかり捉え、冷静に判断できる能力も身につけておくと役に立ちます。

高度で専門性の高いスキルを身につける

高度で専門性の高い業務は、システムによる自動化は困難です。

たくさんの勉強や経験を重ねて高いスキルを身につけておけば、将来的にも経理として第一線で活躍できるでしょう。

たとえば、M&Aは個別性が高いため、自動化しにくいです。対応するには専門性が必要であり、有能な人材が求められています。

ITリテラシーを磨く

経理業務のうち単純作業で済む部分については、どの企業でも今後本格的に自動化が進むと考えられます。

その自動化をするために必要な設定には、ある程度のITリテラシーが必要です。

さまざまなシステムやツールを使いこなせるようにしておくと、新たなツールが導入されたときにも、スムーズに経理業務をこなすことができるでしょう。

経理の仕事の転職に適した時期

経理としてスキルアップを目指すなら、転職するのもひとつの方法です。

経理部門については、繁忙期の2ヶ月前に求人を出す企業が多い傾向があります。

具体的には、決算時期や年度末の手前などに経理の求人が増えます。

3月末決算の企業の場合は、1~2月頃から採用活動を行い、4月に入社できる候補者を採用するケースが多いです。

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