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2021.12.17
経理の将来性|経理として長く活躍するための3つの方法
AI技術の発達が進み、最近ではさまざまな仕事や業務をAIに任せられるようになっています。
経理もそのなかの一つといわれており、将来的に経理は人間が行わなくなるのではないか、と不安に思われる方もいるようです。
この記事では、経理の将来性や、経理として長く活躍するための考え方などについて解説します。
INDEX
経理は将来的にどのような職業となるのか、その将来性について詳しく解説します。
経理はお金の流れを管理、分析する仕事であり、企業にとって必要不可欠な職業です。
近い将来に経理という仕事がなくなることはないでしょう。
今のAIの技術では、完全に機械任せにすることも難しいとされています。
ただし、経理の業務内容の一部は人間の手ではなく、AIによって行うことは可能です。
人間の判断が必要となる業務は、今のところAIは行うことはできません。
AIは単純作業は得意ですが、状況によって柔軟に判断を変えなければいけない業務は不得意です。
通常考えられないようなイレギュラーな事態が発生した時など、機械はその場で最適な判断をすることは難しいです。
売上が向上したときの原因分析や、経営層に渡すためのレポート作成なども、AIに完全に任せることは難しいでしょう。
単純な入力や計算、計測作業は機械が得意とする分野です。
今までは手作業で行われていた記帳関連の業務も、AIが搭載されたツールによって行われるようになってきています。
そのほか、データにどのような傾向があるのか把握し、その傾向から外れているデータはどれなのか判断するような分析作業もAIによって代行可能です。
経理という職業は将来的にAIやPRAに仕事を完全に奪われるのかどうか、現状の技術力を基に解説します。
AIとはArtificial Intelligenceを略した言葉で、人工的な知能を意味します。
知能といっても、現状では人間と同じように考え行動することはできません。膨大なデータやアルゴリズムを基に学習し、結果を導き出します。
AI技術は自動運転や自動翻訳、医療における画像診断などで役立っています。
経理業務では、自動で仕訳し帳簿を作成する、お金の流れを分析する、といったことにAI技術を活用可能です。
RPAはRobotic Process Automationの頭文字をとったもので、人間ではなくAIやルールエンジンなどの機械で業務を代行する技術のことです。
銀行などの金融機関においてRPAの動きがみられており、申込書や請求書の自動処理などが導入されています。
RPAでもすべての業務を自動化することはできません。
機械やツールの設定、判断が必要な部分に関しては、人が行わなければなりません。
AIやAIを活用したRPAは人間がしなくてはならない業務量を減らし、効率化する便利なものです。
技術の進歩も目覚ましく、すべて機械が人の仕事を代行できるようになるのではないか、と思う人も多くいるでしょう。
しかし、機械は状況に応じた柔軟な対応や判断はできません。
そのため、人間の知能が必要となる業務は、まだなくなりません。
AIやRPAに経理の仕事をすべて奪われる可能性は少ないと述べました。
ただ、近い将来、経理の一部の業務はAIやRPAに代替されるでしょう。
将来性がある経理人材になるために必要なスキルについて解説します。
企業の資金を適切に管理し、効率よく利用する計画を立てることは、まだAIにはできません。
企業が経理のためのツールを導入しても、こういった能力は必要です。
経理としての知識や経験を活かし、柔軟な判断能力を養いましょう。
経理のエキスパートとなれば、将来的にも企業の役に立てるでしょう。
経理の仕事のなかには、分析した内容を経営者にプレゼンテーションする、といったこともあります。
分析内容をまとめ、現在のお金の状態、資金繰りや計画などを分かりやすく説明しなければなりません。
経営者に対して、正しく情報を伝えるコミュニケーション能力があると、将来性がある経理になれるでしょう。
AIやRPAといった技術を搭載したツールは、今後経理業務を助けるものとして、多くの企業が導入すると予測できます。
ただし、AIやRPAを効果的に利用するためには、人間がまず最初に設定を行わなければなりません。
将来的に必要とされる人材となるためには、これらの技術を使いこなせる能力も必要です。
将来性のある経理として、企業で活躍するためには以下の3つの方法を試してみて下さい。
幅広い知識と技術を身につけるためには、転職がおすすめです。
1つの企業だけでは業務内容が同じになりがちで、業務の幅をなかなか広められません。
経理としてさまざまな業務に対応できるようになるためには、働く場所を変えることも一つの手です。
現在、経理という職業にやりがいを感じられない、満足できない、という悩みをもつ人でも、働く企業を変えることにより解決できる可能性があります。
経理を辞めるのではなく、経理の経験を活かして転職してみてはどうでしょうか。
資格は、その人の能力や技術を客観的に示すもので、転職の際にも有利になります。
企業によっては資格手当がつくところもあり、転職しなくても給与アップが見込めるかもしれません。
ここでは、経理で役立つおすすめの資格を4つ紹介します。
日商簿記は商工会議所が主催する検定試験で、1級から3級があります。
経理関係の資格としてかなり有名なもので、経理だけではなく税理士事務所に就職するときにも有利になることもあります。
級によって難易度が異なり、経理として活躍するためには最低でも2級はとっておいたほうがよいでしょう。
3級は基本的な商業簿記で、小規模企業の会計業務や経理関係の書類ができるレベルです。
2級になると、経営管理に役立つ知識や財務諸表の分析ができるようになります。
1級に合格すると、税理士試験の受験資格が得られるため、さらなるステップアップを目指す人にもおすすめです。
経理として企業で働くだけではなく、独立して開業したいと考えている場合は税理士がおすすめです。
経理で経験する税金にまつわる書類作成や、会計業務は税理士としても役に立ちます。
税理士の受験資格は、大学もしくは短大で法律もしくは経済学を1科目以上履修することや、日商簿記で1級に合格することなど限られており、非常に難易度が高い資格です。
ただ税理士は税務のプロフェッショナルであり、勉強する価値は高いと言えるでしょう。
経理や財務に特化した唯一の検定で、経理として活躍したい場合は取得したほうがよいでしょう。
経理の第一線で活躍するような人たちで開発されている検定試験であるため、実務に役立つ知識や技術が身につきます。
経理・財務スキル検定は合否を判断するのではなく、成熟度に応じてA~Eの5段階で評価されます。
将来性があり活躍できる経理になるためには、最低でもB以上を取得しておくと良いでしょう。
ファイナンシャルプランナーとは、個人の相談者に対して家計の相談にのる仕事です。
ファイナンシャルプランナーは、企業の経理として直接役に立つ資格ではないかもしれませんが、資金調達や資金計画をする際に必要な知識は身につくでしょう。
ファイナンシャルプランナーには、国家資格のFP技能検定と民間資格のAFPがあります。
将来性があり、必要とされる経理になるためには、帳簿や仕訳の知識だけではなく、資金計画や経営判断など幅広い知識を身につけたほうがよいでしょう。
技術の発展を考慮すると、AIを操作し使いこなせる技術も必要です。
転職や資格試験などを利用し、幅広い知識をもっている将来性のある経理を目指しましょう。
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