業界トピックス2020.10.07
サマークラークとは夏に行われる法律事務所体験のこと

サマークラークとは夏季に実施される法律事務所の体験のことです。

主にロースクール生が参加し、法律事務所で執務体験を積むことができます。

この記事では、サマークラークのイメージが湧くように、わかりやすく説明します。

最後にサマークラークへ参加する方法もお伝えします。

サマークラークとは夏に行われる法律事務所体験のこと

サマークラークとは、大学やロースクールの夏期休暇中に行われる、短期間の法律事務所体験のことです。

略してサマクラと呼ばれることが多いです。

法律事務所によって、

  • サマーアソシエイト
  • サマーインターン
  • サマープログラム

といった表現されることもあります。

法科大学院制度が始まると共に、大手法律事務所を中心にサマークラークが開催され始めました。

現在では、外資系法律事務所や中小規模の法律事務所もサマークラークを実施しています。

4大法律事務所のサマークラークは特に人気です。

サマークラークのほかに法律事務所体験ができる機会として、

  • エクスターンシップ
  • ウインタークラーク

などがあります。

サマークラークとエクスターンシップとの違い

サマークラークとエクスターンシップとの違いは、

  • 単位認定の有無
  • 給与の有無
  • 就職活動としての意味合いの有無

です。

エクスターンシップとは、ロースクールのカリキュラムの一環としての法律事務所体験のことです。

エクスターンシップではロースクールの単位が認定されることが多いです。

サマークラークは、学生が自主的に行くものなので、単位が認定されることはありません。

エクスターンシップはロースクール教育の一環なので、給与は出ませんが、サマークラークは給与が出る法律事務所がほとんどです。

エクスターンシップは、純粋に実務を経験するために行われ、就職活動としての意味合いは希薄です。

サマークラークは学生が事務所を、事務所が学生を見定めるため行われ、就職活動としての意味合いが強いです。

ウィンタークラークとの違い

サマークラークとウィンタークラークの違いは、

  • 開催時期
  • 参加者の性質
  • 給与の有無

です。

ウィンタークラークとは冬に行われる、予備試験合格者向けの法律事務所体験のことです。

ウィンタークラークは冬季(12月~2月)、サマークラークは夏季(8~9月)に開催されます。

ウィンタークラークの参加者は、予備試験合格者です。サマークラークの参加者は、法曹を志望する大学生やロースクール生です。

ウィンタークラークでは、給与が出ないことが多いですが、サマークラークは給与がでる法律事務所がほとんどです。

サマークラークの内容

サマークラークの内容は、法律事務所によって異なります。

ここでは一般的な一般的なサマークラークのプログラムを解説します。

参加者 ロースクール生
業務 法令や判例のリサーチなど
時期 8月~9月
期間 月曜日~金曜日の5日間
勤務時間 午前10時~午後5時(7時間)
場所 東京都内や大阪、福岡などにある法律事務所
給与・手当 日当約1万円+交通費

参加者

サマークラークには主にロースクール生が参加します。

中小規模の法律事務所は、ロースクール最終学年の学生のみ募集していることが多いです。

少数ですが、大手法律事務所が大学生向けに開催するサマークラークもあります。

業務

サマークラークで行う業務は法律事務所だけでなく、担当する弁護士によっても異なります。

例えば、

  • 訴状の起案
  • 法律相談への同席
  • 裁判所同行
  • 簡単な法令や判例のリサーチ

等の業務が挙げられます。

時期

サマークラークは8月~9月に実施する法律事務所がほとんどです。

期間

サマークラークの期間は1週間程度であることが多いです。中には2週間や2、3日の法律事務所もあります。

勤務時間

サマークラーク中の勤務時間は午前10時~午後5時くらいが一般的なようです。

勤務終了後に飲み会が開催されることもあります。

参考:1日のスケジュール

  • 10:00 弁護士の講義を聴く
  • 12:00 ランチ
  • 13:00 執務体験
  • 15:00 会議に参加
  • 16:00 弁護士と面談
  • 17:00 飲み会

場所

サマークラークは東京の法律事務所で開催されることが多いです。

大阪や福岡の法律事務所でも多く行われています。

給与・手当

一般的なサマークラークの給与は1日あたり1万円前後で、手当として交通費が支給されます。

昼食と夕食を弁護士と一緒に取ることが多いです。

サマークラークのメリットとデメリット

ここからはサマークラークに参加するメリットとデメリットを参加者側と法律事務所側、それぞれの立場から考えていきます。

参加者側

参加者側にとってサマークラークに参加するメリットは、

  • 実務経験を積むことができる
  • 就職を希望する法律事務所に自分をアピールできる
  • 法律を使うイメージがわきやすくなる
  • 勉強のモチベーションが上がる
  • ビジネスマナーが身につく

等があります。

サマークラークで優秀さを認められた学生は、司法試験後に面接を経ることなく内定をもらえることもあります。

デメリットとしては、司法試験のための勉強時間が減ってしまうことです。

自分の勉強の進み具合と相談して、サマークラークに参加するといいでしょう。

法律事務所側

法律事務所にとってサマークラークを開催するメリットは、優秀な学生を見極め採用を慎重に行うことができる点です。

一方でデメリットとしては、

  • 多くのコストがかかる
  • 弁護士の時間をサマークラークに割くことになる

といった点があります。

サマークラークに参加するには

ここからは実際にサマークラークに参加する方法を説明します。

サマークラークに参加するには、

  1. 情報を収集する
  2. 書類選考を通過する
  3. 面接に合格する

必要があります。

まずは情報収集

サマークラークを募集している法律事務所を探す方法は、

  • インターネットで探す
  • 大学やロースクールで探す

などがあります。

インターネットで「サマークラーク」と検索すると、サマークラークを募集している法律事務所の募集要項が出てきます。

自分の希望する条件に合わせて「サマークラーク 東京」等と検索すると効率的です。

就職サイトで募集情報を見つけることも有効です。

求人情報が豊富に掲載されている「アットリーガル」を利用する人が多いようです。

大学やロースクールを通して募集している法律事務所もあります。学校の掲示板を見たり、事務室に問い合わせてみるとよいでしょう。

書類選考を通過する

サマークラークに参加するには、応募書類を提出して、書類選考を通過しなければなりません。

応募書類の提出は、春頃から始まります。

募集締め切りが5月頃と早い事務所も多いので、気をつけてください。

応募書類は、

  • 顔写真
  • 在学証明書
  • 成績証明書
  • GPA証明書
  • TOEICの成績表
  • その他(アピールできる書類

などが必要です。

あらかじめ、必要書類を用意しておきましょう。

書類の提出方法としては書類をPDF化して、インターネット上で提出する法律事務所が多いです。

面接に合格する

書類審査を通過すると、面接がある法律事務所もあります。

学生1人に対して、弁護士2~3人で面接が行われます。

面接では、

  • 志望動機
  • 弁護士を目指した理由
  • 理想の弁護士像

などが質問されます。

面接ではコミュニケーション能力や人柄を見ていると言われています。

面接に合格すると、晴れてサマークラークに参加することができます。

まとめ

  • サマークラークとは学生による夏の法律事務所体験
  • サマークラークの内容は法律事務所によって様々
  • サマークラークに参加するためにはまず情報収集から

以上、サマークラークについて説明しました。

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