転職ノウハウ2021.05.27
弁護士が転職エージェントを活用すべき理由

事務所の移籍や企業内弁護士(インハウス)への転身を検討されている弁護士の方のなかには、どのように情報収集や実際の転職活動をすべきか悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

紹介や転職サイトだけでよいものなのか、転職エージェントやヘッドハンターを活用すべきか迷う方もいらっしゃるかもしれません。

この記事では、弁護士・経営人材専門の転職エージェント「アガルートキャリア」にて、弁護士専門のコンサルタントとして、多くの弁護士と面談をし、求人を行う事務所や企業と打合せをしている私が、弁護士が転職エージェントを活用すべき理由をまとめています。

最後まで読んでいただくと、弁護士が転職エージェントを活用するべき理由やタイミング、注意点が理解でき、キャリアの相談に転職エージェントを利用するか決めることが出来ます。

弁護士の転職・移籍パターン

弁護士の転職・移籍は2つのパターンに分けられます。事務所を移籍するか、企業へ弁護士として転職するかです。

以前は企業内弁護士は多くありませんでしたが、年々企業内弁護士の数は増えており、弁護士のキャリアとしては珍しいものではなくなりつつあります。

参考:企業内弁護士が増加している理由

参考:失敗しない企業内弁護士の求人の探し方

事務所を移籍

企業内弁護士が増えているとはいえ、法律事務所に所属する弁護士が多数派であることは代わりません。

案件の幅を広げたい、特定領域の案件を担当したい、より良い条件を求めてといった前向きな理由もあれば、人間関係や過酷な勤務環境など様々な移籍・転職理由があります。

多くの場合、何か一つの理由ではなく様々な要因が重なり移籍を決断される方が多いです。

企業法務、一般民事に関わらず、規模を拡大している事務所が多く、そうした事務所は新卒・中途に関わらず積極的に人材を募集しています。

企業に転職(インハウス・企業内弁護士)

前述したように、弁護士のキャリアとして企業内弁護士は珍しくなくなっています。

司法修習後、大手弁護士事務所に入所し、一定の経験を積んだあとに事業会社のインハウスに転じるというのは一つのパターンとも言えるでしょう。

収入面では大手弁護士事務所に劣ることが多いものの、比較的ワークライフバランスを取りやすい、クライアントワークではなく主体者として事業に関われる、事業が複雑化する中でリーガルの重要性が増していることなど、メリットも多くあります。

グローバルメーカー、商社、金融、IT企業などは特に積極的に弁護士を採用しており、今後もこの流れは継続していくものと思われます。

こうした企業内弁護士として転職する場合、当たり前ですが、その企業の中途採用の選考を受ける必要があります。

▶弁護士の平均年収と年収を上げる方法

弁護士が転職エージェントを利用するべき4つの理由

弁護士は比較的狭い世界で、縦横のつながりがあり、紹介やコネで移籍先・転職先を決める方も多くいらっしゃいます。

そうした紹介で次のキャリアを決めることを否定するわけではありませんが、私は転職エージェントを活用頂いたほうが、より良い意思決定が出来ると考えています。

その理由を4つ説明します。

客観的な立場で相談が出来る

事務所を移籍しようとか、企業内弁護士になろうかなと考えた場合に、情報を得る手段、相談する相手は思いつくでしょうか。

上司や同僚だと現職での噂や評判が気になることもあるでしょうし、ご家族や友人の場合、弁護士の特性や背景知識がないと、悩み・考えを理解してもらうのが難しいかもしれません。

また「嫁ブロック」といった言葉もあるように、キャリアチェンジをしようとする場合、ご家族は反射的に反対してしまうこともあり、建設的な相談が出来ない可能性があります。

こうした感情的になることなく、弁護士の転職市場・動向、ご本人のキャリアを理解したうえで、客観的にアドバイスが出来るのは、領域専門のエージェントです。

どういった事務所や企業が積極的に人材を募集しているのか、その背景や求められるスキル、報酬の相場など、多くの弁護士のキャリア支援を行っているからこそ有益な情報提供が可能ですし、キャリアの悩みや現状も理解してもらいやすいです。

また現職や家族関係などのしがらみもないため、本音で相談出来ます。

こうした背景知識を理解した上で、本音でコミュニケーション出来る相手は、特に弁護士のような専門性・希少性の高い職業にとっては極めて重要です。

選択肢が増える

転職エージェントを利用することで、キャリアの選択肢を増やせます。

個人的にはこのメリットが最も大きいのではないかと考えています。

前述したように、弁護士のような限られた世界では、紹介・リファラルのような形で移籍・転職が行われることも多くあります。

スキル面はもちろん、人間性・相性などをある程度担保出来る紹介は良い転職の方法であることは否定しません。

しかし、情報が自身のネットワークに限定されることや、条件面での交渉がしづらいといったデメリットもあります。

結果的に紹介で移籍や転職が決まってもいいとは思いますが、他に市場にどんな求人があるのか、どのくらいの報酬相場になるのかを知っておくことは、有益だと思います。

そうした情報を得る手段として、転職エージェントを活用することは理にかなっています。

企業や事務所によっては特定のエージェント、ヘッドハンターにだけ、求人の情報を公開しており、その経由からでしか応募ができないものもあったりします。

自分にはどういうキャリアの選択肢があるのかを知るためだけにでも、エージェントを活用する意味はあるでしょう。

選考対策が可能

選考の対策が行いやすいこともメリットです。

レジュメの記載の仕方のアドバイス、面接のコツ、面接官の情報など、実際の選考や面接の前に知っておくと有利になることは多くあります。

求人票には書かれない情報を知ったうえでのぞむことで選考通過の可能性も高まりますし、意思決定をしやすくなるでしょう。

条件交渉がしやすい

条件交渉がしやすいことも、エージェントを活用すべき理由です。

紹介などで決まった場合、本当の希望の条件などを切り出せず、雰囲気で話が進んでしまうこともあるかもしれません。

第三者であるエージェントを介すことで、希望の条件を交渉することが可能です。

ここでいう条件は、報酬はもちろん、それ以外の待遇やタイミングなど細かいものも含みます。

この交渉によって条件面が変わることも多いので、良いエージェントを活用することが重要です。※もちろん交渉で何ともならない部分もあります

弁護士が転職エージェントを利用する際の注意点

転職エージェントを利用するメリットを説明しましたが、活用していただく上で注意していただきたい点もあります。

すべてのエージェントが良いエージェントではないのが現実です。

数名のエージェントにお会いして、信頼できる方を選んでいただくのが良いのではないかと思います。

スタンス、スキル、相性の3つの観点から説明します。

自分自身のフィー優先ではないか(スタンス)

エージェントはフィービジネスで、紹介した方が入所・入社した場合に、年俸の35%程度を得ています。

1,000万円の方をご紹介した場合、350万円になります。※エージェント、企業によってフィーの取り決めは異なります。もっと多い場合も少ない場合もあります。

ご紹介した方が実際に事務所や企業に入所・入社してはじめて、フィーが発生します。

そのため、エージェントによっては、相談者ファーストではなく、エージェントの利益のためと感じられるようなスタンスの方がいるのも事実です。

  • 強引に求人に応募を促す
  • 求人のいい面ばかりを強調して、悪い面は話を濁す
  • 判断、意思決定を急がせる

意思決定のサポートや迷ったときに後押しを行うのもエージェントの一つの役割ですし、人気のポジションの場合応募を急いだほうがよいのは事実なのですが、望まないような意思決定や行動を促され、スタンスとしてエージェントの利益を優先していると感じられる場合は別のエージェントを活用したほうがよいでしょう。

キャリアにとって重要な局面の一部を担う存在ですので、信頼出来るスタンスの人物を選びましょう。

求人情報・業界に精通しており、条件交渉できそうか(スキル)

求人情報や該当する業界に精通しているかどうかも重要です。

採用の背景や事務所、企業の内部の情報など、求人票に表れない情報をどれだけ持っているか実際にコミュニケーションをする中で確認しましょう。

転職エージェントは領域を限定せず、すべての業界・職種を担当しているものもいれば、特定業界・職種に専門性のあるエージェントもいます。

弁護士のような専門性の高い職種では、領域に特化したエージェントを活用すべきです。

領域専門のエージェントとはいっても、弁護士でないことがほとんどですので、個別の法律論などを専門家と議論出来るレベルではありません。

キャリアや求人、条件面に関わることなどに精通しているかが重要で、確認すべきことです。

スタンスになってしまいますが、分からないことがあった場合に率直に知らないことを認め、知ったかぶりをしないことも重要です。

こうしたことに精通しているか、常にアップデートしようとするスタンスがあるかどうかが、その後の条件交渉にも影響します。

豊富な情報で精度の高い意思決定のサポートが出来るか、そうした情報をもとに有利な条件を導く交渉ができそうかどうかを見極めましょう。

コミュニケーションしやすいか(相性)

意外かもしれませんが、非常に重要なのが相性です。

スタンスやスキルが申し分なくても、「なんとなく話しづらい」「なんか好きになれない」といったこともありえます。

エージェントは人によっては移籍や転職のたびに接点をもつことになります。

お互いに本音で率直なコミュニケーションが出来ることが良い転職やキャリアチェンジにつながりますので、実際に話しをしてみて相性が良いかどうかを確認することも大切です。

以上のような、スタンス、スキル、相性の観点で良いと思えるエージェントと連絡を取るようにしましょう。

転職エージェントに相談をするタイミング

転職エージェントをうまく活用される方は、ご自身の要望や状況を定期的に伝え、良い求人や情報が入ってくるように関係性を構築しています

弁護士の求人は少数精鋭であることがほとんどで、多くの人が良いと感じるようなポジションは早期に充足することが珍しくありません。

本格的に転職活動を始めたタイミングで動き出し、エージェントと話をしても、希望を満たすポジションがその時点であるかどうかは運次第になります。

具体的なタイミングは決まっていなくても、情報を仕入れられる仕組みを作り、チャンスに気づける状態にしておくことをおすすめします。

転職エージェントに相談をするタイミングは、移籍や転職に関心が出始めたタイミングでよいのではないでしょうか。

早めに信頼出来る、相性の良いエージェントを見つけ、良い関係性を構築しておきましょう。

弁護士専門の転職エージェント「アガルートキャリア」

「アガルートキャリア(運営:株式会社ファンオブライフ)」は、弁護士や法務スペシャリスト、経営人材を専門とする転職エージェントで、多くの弁護士、リーガル人材の転職・キャリア支援を行っています。

筆者は特に、弁護士を中心にキャリア支援を行っています。

特定領域に強い転職エージェントだからこそ、

  • 法律事務所(大手、外資、地方等)
  • 商社・金融・ITなどのインハウス(大企業・スタートアップ)

など独自の求人を多数保有しています。

記事で述べたように、ご自身のネットワークでカバーできない情報を、広く集められるのが弊社のような専門エージェントにご相談いただくメリットです。

結果としてご自身のネットワークで次のステップを決めるにしても、広く選択肢を検討することは条件や待遇を比較する際に有益です。

今すぐでなく、中長期のキャリアもぜひご相談ください

弊社との面談はすべて無料です。面談を行って頂いたからといって、すぐに求人に応募しなければいけないわけではありません。

記事内でも書いたように、今後の展望を伺い、中長期でご支援が可能です。

繰り返しになりますが、条件の良い募集は、タイミングが限られていることも多く、常に情報を仕入れておくことが、弁護士の転職活動のポイントです。

とはいっても、お忙しい弁護士が常に転職サイトを見たり、エージェントとお会いしたりというのは手間ですので、弊社のようなエージェントが発信する情報をご活用頂ければと思います。

面談頂いた方限定で、弊社保有求人を紹介するメールを定期的にお送りしております

お気軽に以下のフォームよりご相談ください。

アガルートキャリアのSNSアカウントでも、一部ではありますが定期的に求人情報を配信していますので、そちらもよろしければフォローください。

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CONSULTANT

糸岡 樹慧 2016年創業期の株式会社ファンオブライフに参画し、人材紹介サービス立ち上げ・拡大に従事。現在はリーガル専門のエグゼクティブコンサルタントとして、弁護士・法務パーソンのキャリア支援を行う。国内外の法律事務所や、メーカー・商社・金融・IT業界等の企業法務部とのネットワークが強み。​

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