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2021.03.23
個人情報保護士とは個人情報の取扱いをアドバイスする専門家
現代社会は、高度情報化社会が進展し個人情報保護に対する重要性は高まっています。
個人情報保護士は、個人情報の適切な管理・運用を行い漏洩事故を未然に防ぐ専門家です。
この記事では、個人情報保護士の内容や試験概要、類似資格との違いなどについて解説していきます。
INDEX
個人情報保護士とは、個人情報の取扱いに関する運用や管理について専門的な見地からアドバイスを行う専門家です。
個人情報保護士認定試験は、個人情報の取扱いに関する知識を有することを証明する資格です。
個人情報を取扱う仕事に携わっている方、個人情報を取扱う企業の管理職にある方は取得すべき資格と言えます。
次に、個人情報保護士認定試験の概要をご説明します。
試験は150分で以下の内容が問われます。課題ⅠとⅡそれぞれ70%以上の正答率で合格です。
個人情報保護の総論 50問
個人情報保護の対策と情報セキュリティ 50問
例年6月、9月、12月、3月の年4回実施されます。
申し込みは1か月ほど前からです。
11,000円(税込)
過去の平均合格率は37.3%です。
参考:「一般財団法人 全日本情報学習振興協会」
個人情報保護士にはより上位の、
と呼ばれる資格があります。
この2つの資格について、以下で詳しく解説します。
上級個人情報保護士は、
を行い、審査に合格すると認定されます。
講習の参加条件は個人情報保護士認定試験に合格していることです。
弁護士を講師とする講習参加により、法の趣旨を理解し様々な現場の事案に対応する実践力を習得できます。
上級個人情報保護士に認定されると、個人情報保護士会の
が無料になります。
個人情報保護士の監査に関する上位資格として、個人情報保護監査人があります。
個人情報保護監査人は、6時間の講習参加とレポートの提出の審査に合格すると認定されます。
講習の参加条件は個人情報保護士認定試験に合格していることです。
講習参加により、個人情報漏洩等の事故を未然に防ぐための内部監査のノウハウを習得できます。
個人情報保護監査人に認定されると、個人情報保護士会の
が無料になります。
個人情報保護士について説明してきましたが、個人情報に関する資格はたくさんあります。
ここでは、
の5つの資格・検定をご紹介します。
個人情報保護オフィサー検定は、個人情報保護法の遵守に必要とされている知識や判断力、日常業務に必要とされている個人情報取扱いへの理解度を測る試験です。
一般社団法人金融財政事情研究会検定センターが実施しています。
個人情報の取扱いに関する知識を問われる点で、個人情報保護士と共通性があります。
個人情報保護オフィサー検定には銀行コース、生命保険コースというコースがあるように、主に銀行や生命保険などの金融分野を対象としている点が個人情報保護士認定試験との違いです。
マイナンバー実務検定は、いわゆるマイナンバー制度の理解と、マイナンバー法及びマイナンバーに関するガイドラインの本質を理解しているかを問う試験です。
一般財団法人全日本情報学習振興協会が実施しています。
個人情報保護士認定試験と個人情報保護士はマイナンバーに関する知識を問われるという点は共通していますが、マイナンバー実務検定はマイナンバーに関する知識に特化しています。
個人情報保護実務検定は、個人情報保護法を理解し、企業などにおいて個人情報を適法・適正に利用することができる知識を問う試験です。
個人情報保護士認定試験とマイナンバー実務検定は実施団体が同じ(一般財団法人全日本情報学習振興協会)で、個人情報保護実務検定1級とマイナンバー実務検定2級以上の合格者は個人情報保護士として認定されます。
個人情報保護実務検定ではマイナンバーに関する知識が問われてない点が個人情報保護士と異なります。
情報セキュリティ管理士認定試験は、SNSなどコンピューターの利用に伴う情報セキュリティの管理に関する知識を問う試験です。
一般財団法人全日本情報学習振興協会が実施しています。
コンピューターの利用に伴う情報セキュリティには個人情報の取扱いも含まれるので、個人情報の取扱いに関する知識を問われる点では個人情報保護士と共通性があります。
情報セキュリティ管理士は、コンピューターの利用に関する知識に特化した試験である点が個人情報保護士との違いです。
オフィスセキュリティコーディネータ資格試験は、オフィスセキュリティに関する幅広い知識と、オフィスセキュリティマーク認証にあたっての申請業務支援ができる能力を問う試験です。
一般社団法人ニューオフィス推進協会が運営しています。
オフィスセキュリティには個人情報の取扱いも含まれますので、個人情報の取扱いに関する知識を問われる点では個人情報保護士と共通性があります。
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