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2022.02.15
銀行の法務部の仕事内容/金融業界
銀行は、個人の財産である預金を取り扱っています。
その他にも高額な融資等を行う銀行には、社会的に高い信用性が要求されます。
この記事では、銀行の法務部の仕事内容や求められるスキル・経験、転職する方法などを解説します。
金融業界とは、大まかに表現すると、資金を融通する商品やサービスを業務とする事業者の総称です。
銀行は預金を集め融資を主な業務とするため、金融業界に属する事業者です。
銀行以外の金融業界の事業者としては、
などがあります。
一般的な法務部の仕事内容には、以下のようなものがあります。
銀行の特徴は預金と融資です。
一般的な法務部の仕事と、銀行の法務部の仕事の違いとしては、銀行の法務部は契約・取引業務と紛争対応業務について、特に預金と融資に関する内容が中心になることです。
契約・取引業務については法改正等などにも対応して定期的な内容の確認や改訂をする必要があります。
紛争対応業務については訴訟事件となれば弁護士への依頼や打ち合わせも必要です。
融資の担保のメインとなる不動産から回収をすることになった場合、競売や任意売却の手続きもすることになります。
銀行の法務部に求められるスキルや経験として、
の3つを挙げて紹介します。
法務部は、紛争の防止と解決が期待される部署です。
銀行特有の業界知識は求められるスキルや経験となります。
例えば、銀行には多く分けて、
といったものがあります。
それぞれの銀行は対象とする顧客層が異なり、それに伴い取扱商品も異なります。
自身の所属する銀行の顧客層や取扱商品を理解することが当然必要です。
金融に関わる法知識、特に銀行の場合、預金と融資に関する法知識が求められます。
預金には大きく、
に分けられます。
個人が主に利用する預金は普通預金と定期預金、法人が主に利用する預金は普通預金と当座預金です。
融資の原則形態は証書貸付ですが、大きく分けて
に分かれます。
担保付融資の典型は不動産担保ですが、融資の目的によって通常の抵当権を設定するものと、根抵当権を設定するものがあります。
住宅ローンのように融資の後は返済するのみという融資の場合は通常の抵当権設定、事業資金のように融資後にも借入れが予定される場合は根抵当権設定をします。
保証人を担保とするものが債権を担保(ファクタリング)とするものなどもあります。
法務の業務において、全く英語を使わない銀行もありますが、取引先に海外企業があれば契約書などを英文で作成することや内容を確認することになります。
都市銀行や信託銀行の場合、国外の企業や外国人との取引も増えるので、法務部にも英語が求められるでしょう。
一般的にビジネスレベルとして求められる英語力はTOEIC700点以上が目安です。
金融業界や銀行特有の言語表現や言い回しも理解する必要があります。
▶法務の転職活動における自己PRの考え方(例文・サンプル付き)
一般に法務部は即戦力が求められる部門であるため、法務経験をお持ちの方が圧倒的に有利です。
経験者を必須もしくは優遇する求人が多く、未経験者でも応募ができる求人は非常に稀です。
具体的に銀行の法務部に転職するには、
といったスキルや経験が必要といえます。
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