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2022.03.02
人事=花形は本当か
人事は花形の職種や部署と聞いたことがある方もいるかもしれません。
この記事では、人事の仕事に関心をお持ちの方に、人事が花形と言われる理由を解説します。
人事の具体的なキャリアパス、転職方法も紹介していますので、是非参考にしてください。
INDEX
各職種や部門に対するイメージはさまざまですが、人事部は「花形」と言われ、憧れをお持ちの方も多いです。
まず最初に、人事部が花形と言われる理由を4つご紹介します。
企業にとっておもな経営資源は、資金、モノ(商品)、そして人材が挙げられます。
人事は人材にかかわる仕事を担っているため、組織の中でも重要かつ必要不可欠な立ち位置といえるでしょう。
現代は全体的に労働人口の減少が問題となっています。
人材不足を解消して組織(企業)を円滑に回していくには、優秀なスキルを持った人事が必要になるといえるでしょう。
経営資源を扱うこと、人材不足解消に直接的にアプローチすること、このような点から、人事は花形の仕事と認識されることがあります。
人材採用や育成に対して、誰にでも通用しうる正解はありません。
最終的な社内の人材採用・管理には、経営陣の価値観や方針が強く反映される傾向があります。
そのため人事は社長をはじめとした経営陣と密接にかかわる機会が多いのが特徴です。
経営陣の考えを直接聞く機会も多いため、その分刺激を得られる機会は多いといえるでしょう。
人事は、いわば「企業の顔」です。
人材採用の場面では求職者と直接的にかかわるため、会社のイメージを大きく左右する立場です。
会社説明会や一次面接などを担当するのは、おもに人事の担当者になります。
したがって人事としてスキルを発揮していくには、企業の顔であることを自覚したうえで、企業の良いイメージを形成する必要があります。
求職者から見たときの企業のイメージを左右する重要な立場にあり、外部から花形として憧れられるのも頷けます。
人事は、社員や求職者と接しながら、さまざまな管理業務を行います。
人事の仕事は事務作業をこなすだけの業務が少なく、相手にあわせた臨機応変かつ柔軟性のある対応が求められます。
人事部の一部業務がAIに代替されることはあっても、すべてが代替されることはほぼないでしょう。
近年はさまざまな部門において自動化、AI導入が進んでいますが、人事業務は人とかかわる性質が強いため、AI代替には限界があるといえます。
人事を目指すうえで気になるのは、人事のキャリアパスです。
どのようなビジョンを持ってキャリアを形成していけばいいのか考えることは、効率的に出世の道を歩んでいくうえで必要です。
一般的に人事のキャリアパスというと、一般社員から始まり、リーダー、課長・部長、CHROといったように昇格していくパターンがあります。
以下で、一つひとつの役職ごとの特徴を整理していきましょう。
人事部に採用・配属された際には、一般社員、つまりは平社員としてまず経験を積んでいきます。
新卒で人事配属が決まった場合は、考え方が近いことなどから、新卒採用にかかわる一連の業務を担当することが多いようです。
会社説明会やインターンにかかわる手続き業務、内定者とのやり取りを担当することもあるでしょう。
会社の規模によっては、中途採用や新人研修・各種トレーニングにかかわることも少なくありません。
一般社員として経験を積んだのち、仕事の正確性や貢献度などが評価されると、リーダー職を任されるようになります。
リーダーになれば、採用や研修に関係する具体的な計画を立てることにも携われるようになってくるでしょう。
また、リーダーとして人事部の新入社員の育成に関わることも少なくありません。
リーダー職は管理職よりも一般社員と距離が近く、若手はおもにリーダーを模範にして経験を重ねていきます。
現場を引っ張っていくためのリーダーシップを積極的に発揮し、一般社員の模範になる責任感と柔軟な対応スキルを形成していくことが重要といえます。
リーダーとしての働きぶりが認められれば、人事部の課長・部長といった管理職へ出世できます。
課長・部長などの管理職が担うのは、主に人事制度の企画設計業務です。
どのような制度や規定を設ければ社員を公平に評価できるのかを明らかにし、人事評価設計を進めていきます。
人事部のリーダーのマネジメントを行うのも課長・部長です。
人事部を回すために必要な制度、ルールを決め、広い視野と戦略的な視点を持って業務を進めていくのが管理職の役割といえるでしょう。
CHROは最高人事責任者で、人事部門のトップにあたります。
CHROには、部長などの管理職として経験を積んでいくことで任命されるケースが多いようです。
CHROの仕事は、単純に人事部を円滑に回して管理することだけにとどまりません。
人材は経営に大きくかかわる大切な資源になるため、社長や他部門の責任者とも連携を取りながら、人材採用や育成に関する戦略を立てていくことが重要になります。
そのためには、経営課題を深く理解していることが大事になってきます。
花形として憧れられることも多い人事ですが、実際に人事として働くには、どのような方法を取るのが効果的なのでしょうか。
ここからは、人事の仕事に就くための具体的な方法を紹介していきます。
社内に人事部署があり、移動願いが出せるのであれば、配置転換の希望を出す方法があります。
希望を受理してもらえれば、転職することなく、親しんだ会社のなかで、人事として働くことができます。
未経験からの転職は難易度が上がるため、社内異動で実務経験を積むことができると良いでしょう。
希望を出して、もし上司などに引き止められたり、希望を受理してもらえないときは、転職を検討していることも軽く伝えてみましょう。
上司にとっては、部下に転職されるよりも異動の希望を出されるほうが、自分自身の評価に悪い影響が出ないからです。
特に20代前半〜半ばくらいの若手なら、未経験でも人事に転職される方はいらっしゃいます。
転職なら現在所属している企業ではなく、別の企業が選択肢に入るのがメリットになるといえます。
方針や職場の雰囲気、事業内容などを見て、自分にマッチした企業を選ぶことができます。
未経験職種への転職は基本的に初年度の年収は下がりがちですが、給与の高い水
準にある企業を選んだり、内定時に年収について交渉を行ったりすれば、将来的な年収アップも期待できます。
人事に転職する際には、さまざまな不安や疑問が生まれるものです。
終わりに、人事に関するよくある質問に回答します。
はい、未経験でも人事になることはできます。
ただし、難易度が高くなることは確かで、原則として若手であることが条件になるケースが多いです。
なお、20代後半くらいからは人事としての経験が求められるため、完全未経験で転職するのは正直難しくなるといえます。
未経験から人事を目指す場合、なぜこれまでの経歴と縁のない「人事」を希望するのか、志望動機をしっかりと固めておくことは欠かせません。
基本的なキャリアパスは変わらないものの、担当する業務は中小企業か大企業かで変わってくる傾向です。
大企業の場合は、社員一人ひとりのキャリアによって担当する仕事が細分化されている企業が多いです。
若手は比較的簡単な事務作業から業務になじんでいき、しっかりと整備された教育制度にのっとって、経験・スキルを積んでいく仕組みが取られることが多いです。
一方で中小企業は比較的幅広い業務を担当することが多いです。
組織体制として、人事を1名で担当する場合もあり、最初から幅広い実務を経験することは珍しくありません。
人事は人材育成や採用にかかわるため、そこから得られる経験がやりがいにつながることが多いです。
人の長所に触れることが多かったり、求職者や内定者にとって最初の窓口になるからこそ頻繁に感謝されたりなど、人とかかわることで生まれるやりがいです。
また、人材を扱うことは、企業の根幹にかかわる業務といえるでしょう。
企業が事業を継続し利益を出していくためには、良い人材を集め、育成・能力を最大化していくことが不可欠です。
そういった根幹にかかわる重要な仕事ができることも、人事ならではのやりがいといえるでしょう。
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