弁護士や経営人材専門の
非公開求人を
ご提案します
以下フォームからお問い合わせいただけます
2022.03.15
ベンチャー企業の人事とは
ベンチャー企業の人事は、大企業と違い、人事以外の業務も兼務することが多いです。
幅広いスキルが身につき、やりがいを感じることが多いといえるでしょう。
この記事では、ベンチャー企業の人事の仕事に関心をお持ちの方に、仕事内容、転職するメリット・デメリット、転職する方法などを解説します。
ベンチャーの人事は、どのような仕事をしているのでしょうか。
まず最初に、大企業との違いを含めて、ベンチャー企業の人事の仕事内容を解説します。
ベンチャーは一般的にメンバーが少なく、創立間もない場合は組織体制が整備されていないケースが多くあります。
通常の人事では、採用や人材育成、評価、仕組み・制度づくりが主な仕事ですが、ベンチャーでは一般的には総務として、人事以外にも法務、庶務などを兼任することが少なくありません。
仕事は多岐に渡る一方で、専門職でないので知識やスキルに乏しいことから、忙殺されることも多いようです。
大企業では、役割分担による体制が整備されており、人事、採用、労務管理など、細かく明確に役割や部署が分かれています。
そのため人事担当者は人事の仕事に集中でき、スペシャリストとして専門知識やスキルアップを望めます。
ベンチャーの人事には、マルチタスクが求められるので、ゼネラリスト向きといえるでしょう。
仕事が多岐にわたるベンチャーの人事に、転職して得られるメリットを解説します。
ベンチャーでは、少数精鋭体制のところが多いので、自分の仕事がそのまま企業の成果に反映されます。
自分の業績や成果が企業の業績向上につながり、昇進や昇給につながる可能性もあるのです。
自身の働きが業績に直結するやりがいを感じられるのが、ベンチャーでの大きなメリットといえます。
ベンチャーの人事は仕事が多岐に渡るので、さまざまな業務経験を積めます。
幅広い分野の知識やスキルを身につけられるため、スキルアップや自身の成長にもつなげられるでしょう。
ベンチャー企業においても、優秀な人材の採用・確保は重要な経営課題なので、人事業務は経営戦略の一環となります。
そのため、経営陣と共に仕事をすることが多くなり、経営に携わっている自負ややりがいを感じられるのも、魅力のひとつです。
ベンチャーでは、業績を上げることに重点が置かれるので、大企業のような上下関係や、社風に縛られるケースが少ないのが特徴です。
しがらみに縛られず仕事ができ、裁量の大きさも実感できるでしょう。
一方で、ベンチャーの人事には、以下のようなデメリットが生まれることがあります。
大企業の役割ごとに細分化された体制とは異なり、ベンチャーでは人事担当は1人のみであることが一般的です。
人事以外の業務も兼任することが多く、おのずと労働時間が長くなりがちです。
前向きに取り組んでいても、あまりの業務の多さに、ストレスを感じることもあるでしょう。
体力的な問題や、家庭の事情などで長時間労働が難しい場合は、ベンチャーへの転職前によく検討した方がいいかもしれません。
経営基盤が安定していないベンチャーでは、昇給やボーナスが期待できない場合があります。
大企業と比べると福利厚生面が整備されていないことも多いです。
元々の給与水準が高い方はベンチャーに転職にすることで、むしろ年収が下がってしまい、待遇面で満足できない可能性があります。
人事担当で入社しても、総務や法務、庶務などほかの業務を行わねばならないこともあります。
幅広い知識やスキルは身につくものの、人事の専門性を高めたいならデメリットになります。
ここからは、どのような人がベンチャーの人事に向いているのかを説明します。
何事にもチャレンジ精神が旺盛な人が適しているといえます。
ベンチャー企業では、組織や社内のルールなどが整備されていないことが多く、「自分でこれらを作ってやろう」くらいの気概がある人は、やりがいを感じられます。
与えられた仕事だけではなく、人事以外の雑多な業務にも前向きに取り組め、効率良くこなしていこうとする意識の高い人が向いています。
仕事にプライオリティを付けて、複数の仕事を器用にこなすマルチタスクが得な人なら、しっかりと役割を果たせるでしょう。
ベンチャーでは人事に限らずですが、1人が担当する業務が幅広いことから、スキルを素早く身につけるキャッチアップ力が高いと仕事を効率よく進められます。
ビジネス環境や社会の変化に合わせて、自社や人事に必要な機能を敏感に感じ取れる能力も、身につけておくとよいでしょう。
終わりに、ベンチャーの人事へ転職する方法を解説します。
現在人事として働いており、今後も続けていく予定ならば、ベンチャーの人事として働くことも含めて、将来的なキャリアプランを作成しましょう。
そのプランに沿って、ベンチャーで身につけたい経験やスキルを書き出して、転職時期を決めます。
目的がはっきりすると転職時の条件も明確になるので、効率よく転職活動ができます。
希望するベンチャーが求める人物像を確認するようにします。
また、そのベンチャー企業に入社後にどれだけ自分が貢献できるかなどもまとめておくと、面接での武器となります。
ベンチャーでは、自分で何でもこなす主体性の強い人材を求める傾向が強いので、自分のアピールポイントを整理しておくようにしましょう。
実際に、ベンチャーで人事として働いている人にヒアリングすると、リアルな実態を知ることができます。
その人と近しい間柄であれば、リファラル採用で紹介してもらえる場合もあるでしょう。
ベンチャーへの転職に詳しいエージェントに相談すると、効率よく転職活動を進められます。
1人で転職活動するよりも、プロのアドバイスを受けることで不安も和らぐことでしょう。
CONSULTANT
アガルートキャリア アガルートキャリアは、弁護士・経営人材専門の転職エージェントです。弁護士や法務などのリーガル領域、ファイナンス、マーケティング、事業開発、人事など専門性の高い経営人材のキャリア支援を行っています。
関連記事