2020.12.23
労務とは給与計算や福利厚生業務で労働を円滑にサポートする役割

人事部と言えば、採用や異動に関する業務を行う部署と理解されている方もいらっしゃるかと思います。

しかし、人事の仕事は採用だけではなく、従業員が円滑に働けるよう給与計算や福利厚生、働き方の制度を整えたり、評価制度を設計・運用したりといった業務も含まれます。

今回は人事の仕事の中でも、労務とは何か、労務と人事の違い、労務に関する資格について解説します。

▶人事の仕事とは?求められるスキルや経験、資格

労務とは、給与計算や福利厚生業務で労働を円滑にサポートする役割

労務とは給与計算や福利厚生業務で労働を円滑にサポートする役割です。

労務と人事は広く従業員を管理する業務という点で共通しています。

労務に関する語句説明

まず、労務に関する主な語句である、

  • 労務管理
  • 労務費
    • 直接労務費
    • 間接労務費
  • 労務単価

について解説します。

労務管理

労務管理」とは労務に関する業務一般を指します。

労働者の募集や採用といった人事を含めた「労働者・人材の有効活用」という広い意味で使われる場合もあります(参考:「労務管理とは|日本人材育成協会|労務管理|労働基準法」)。

労務費

労務費」とは商品の製造原価のうち、人件費に掛かった費用を指します。

労務費はさらに、

  • 直接労務費
  • 間接労務費

に分類されます。

直接労務費」は商品の製造に掛かった内容や程度が明確な費用です。具体的には、製造工程に関与した従業員の賃金です。

間接労務費」は商品の製造に掛かった内容や程度が不明確な費用です。具体的には企業が負担する健康保険等の法的福利費用があります。

労務単価

労務単価」とは公共事業に従事する建設労働者のみを対象とした、所定労働時間内8時間当たりの賃金単価のことです。

公共事業に関わらない一般企業では使用しません。

労務は人事の仕事の一部分

労務の仕事内容は、従業員の労働環境の維持・改善です。具体的には、

  • 福利厚生
  • 給与計算(勤怠管理含む)
  • 社内規則の制定
  • 労働安全衛生維持

です。

人事の中の1要素に労務がある」と考えると良いでしょう。

そのため、ある企業では労務部の担当業務であったものが、違う企業では人事部の担当業務である場合もあります。

労務に関連する資格「社会保険労務士」

労務は特定の資格を必須とせず、労務部に配属されれば業務を遂行することができます

しかし、労務に必要な知識を認める資格として「社会保険労務士」があります。

社会保険労務士は、労働社会保険業務について行政機関に提出する書類や申請書等の作成を主たる業務(社会保険労務士法第2条、同条の2)としており、労務の専門家と言えます。

社会保険労務士の資格を取得するには、社会保険労務士試験に合格する必要があります。

社会保険労務士の資格を取得すれば、労働社会保険業務を業として独立開業することもできます。

労務に興味があり自身が向いていると思えば、さらなるスペシャリストを目指して社会保険労務士資格の取得を目指すのも良いかも知れません。

まとめ

  • 労務とは給与計算や福利厚生業務で労働を円滑にサポートする役割
  • 労務と人事は仕事内容が異なるが企業により扱いはさまざま
  • 労務を行うために資格は必要ないが、関連する資格として「社会保険労務士」がある

以上、労務とは何かを解説しました。

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