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業界トピックス2020.12.14
経理とは企業活動を数字で表す会計業務の1つ
経理の仕事は企業規模や業種に関わらず、どの会社にも存在する業務です。
お金の管理をしていそうくらいのイメージはあったとしても、経理とは具体的にどのような仕事をしているのかを理解している人は少ないでしょう。
この記事では経理とは何か、経理の定義や仕事内容、経理に関連する資格等について解説します。
INDEX
経理とは、事業に関するお金の流れを管理する業務のうち、仕入れ代金の支払いや販売代金の受取り等、既に発生した取引に関する業務を指します。
会計とは事業に関するお金の流れを管理する業務全般を指します。
財務は事業に関するお金の流れを管理する業務のうち、予算の作成や資金調達等、将来発生する取引に関する業務を指します。
したがって、会計は経理と財務を包含する用語であり、経理は会計業務の一部となります。
経理の仕事内容は、抽象的には事業に関するお金の流れを管理する業務のうち、既に発生した取引に関する業務です。
具体的には、
があります。
具体的な仕事内容は1日・1か月・1年間で細分化するとわかりやすいため、以下で一例を説明します。
実際の経理の仕事は企業により異なりますので、1つの例として参考にしてください。
経理の1日に仕事はおもにその日に生じた取引への対応と起票です。
具体的には、
等を行います。
経理の1か月の仕事の流れは、大きく分けると前半・後半で異なります。
経理の1か月の仕事のうち、前半は主に前月分の取引に関する整理や処理をする業務を行います。
具体的な仕事は、
等です。
経理の1か月の仕事のうち、後半は主に当月分の取引に関する整理や処理をする業務を行います。
主な仕事としては、
等があります。
経理の1年間の仕事の流れは、時期に応じた書類の作成と支払いです。
3月を決算期とする会社の場合、
といったスケジュールが一般的です。
1年間のスケジュールからわかるように、経理の仕事には決算月や年末等、明らかな繁忙期があります。
経理の仕事をするために特定の資格が必要ということはありません。
会社から経理部に配属され、業務をこなすことができれば問題ありません。
しかし、経理の日常業務である伝票の作成や決算書を作成するために有利な知識となる資格があります。
ここでは、経理に関する資格として、
の5つを紹介します。
簿記は、企業の経営活動を記録・計算・整理して経営成績と財政状態を明らかにする技能です。
企業の経営成績や財務状態を明らかにするためには、貸借対照表や損益計算書等の財務諸表を作る必要があり、簿記検定ではその技能も問われます。
簿記検定は主催団体によって複数の種類がありますが、一般的に最も知られているのは日本商工会議所が実施している日商簿記検定です。
日商簿記検定3級を取得できれば経理実務にも通用するレベルといえますし、初心者でも独学での取得が可能です。
日商簿記検定2級は3級の商業簿記に加え、主に製造業に適用される工業簿記の知識も問われます。
簿記は経理の仕事に必要な知識を習得できるため、経理の仕事を希望する場合、是非取得しておきたい資格と言えます。
参考:日本商工会議所「簿記」
ビジネス会計検定は、財務諸表を正確に読み解き、分析する技能を有することを証明する資格です。
ビジネス会計検定は経理の仕事に直接役に立つ資格ではありませんが、財務諸表に対する知識を高めるため、経理の仕事の意義を理解する上で有意義な資格と言えます。
参考:ビジネス会計検定試験「受験要項Exam Guide」
給与計算実務能力検定試験は、企業の給与計算業務の知識や遂行能力を判定し、実務能力を有することを証明する資格です。
経理の仕事のうち給与計算に関連する業務の担当者にとっては、知識と遂行能力を高めるために有意義な資格と言えます。
参考:一般社団法人実務能力開発支援協会「受験までの流れ・次回試験情報」
国際会計検定は、英語による会計処理能力を有することを証明する資格です。
試験は全て英語で行われます。
国際会計検定は、英語による会計処理能力を有することを証明できるため、取引先に海外企業がある等、経理の仕事に英語を要求される方には有意義な資格と言えます。
参考:東京商工会議所「BATIC(国際会計検定)® | 出題範囲・認定基準」
経理・財務スキル検定は、資産・決算・財務・資金という4つの分野から構成された経理・財務の実務スキルを有することを証明する資格です。
経理・財務スキル検定は実務に直結する試験であるため、自分のスキルを計測・向上させて社内的キャリアアップを図るには有意義な資格と言えます。
参考:経済産業省 経理・財務人財育成事業公式サイト「検定の概要:FASS検定」
経理として働くには
が重要と言えます。以下で詳細を説明します。
経理は会社経営に必要不可欠な仕事であり、日々作成する伝票や月次・年次に作成する決算書には正確性が要求されます。
経理として働くには数字や計算に強く、誤差を見逃さないといった正確性が重要です。
昨今企業のIT化やデジタル化が進んでいますが、経理の仕事においてもExcelやWordは必要不可欠なツールです。
経理として働くには、最低限のPCスキルは必須と言えるでしょう。
経理は企業の様々な部署の人間や取引先とのやり取りをし、書類の提出をしてもらう必要があります。
相手に速やかに正確な書類を提出してもらえるようなコミュニケーション能力も経理には求められます。
経理は企業の現状を把握し企業の将来の方向性を策定する上で重要な業務、やりがいの大きい業務と言えます。
経理という仕事に興味を持たれた場合業務の特殊性と自身の能力や性格を踏まえ、まずは経理に関する資格の取得からチャレンジしてみるのも良い方法かも知れません。
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