士業や管理部門の転職なら
アガルートキャリアに
お任せください
以下フォームからお問い合わせいただけます
業界トピックス2021.01.05
攻めの人事「HRBP(HRビジネスパートナー)」とは
企業の発展に必要な存在として「HRBP」が注目されています。
HRBPという言葉に馴染みのない方も多いでしょう。
HRBPは人事業務の一形態ですが、業務の内容は従来の人事と大きく異なります。
この記事ではHRBPの仕事内容やHRBPが求められる背景などHRBPの存在意義を紹介します。
HRBP(エイチ・アール・ビー・ピー)とは企業戦略に沿った人事戦略を構築・運用するという経営関与的な人事業務です。
HRはHuman Resources(ヒューマン・リソーシズ)の略であり、一般的に人事業務を指します。
BPはBusiness Partner(ビジネス・パートナー)の略で多義的な意味を持ちますが、ここでは共同参画者的な存在を指します。
HRBPはHRビジネス・パートナーと呼ばれる場合もあります。
HRBPと一般的な人事の違いは上記です。
HRBPも広い意味では人事業務の一形態といえます。
例えば、一般的な人事業務は、将来的に中国に出店をするという経営判断に基づき、中国語が話せる人材を採用して欲しいという経営者の指示を受けて採用活動を行います。
一方でHRBPは中国に出店するという経営判断と共に、中国語が話せる人材の採用も並行して行います。
このようにHRBPの存在には一般的な人事よりも迅速かつ円滑な事業活動が期待されています。
HRBPの仕事内容は経営関与的な人事業務です。
具体的には企業の経営判断に基づき、どのような人材を採用しどのような人材を育成していく必要があるのかといった人事戦略の立案をし、そのための人事制度を構築・運用します。
例えばグローバルな事業展開を経営戦略として掲げている企業などは、OJTとして海外の現地法人への出向を組み入れることがあります。
海外の現地法人への出向により日本とは異なる言語や文化への対応力を有する人材育成が可能となり、海外進出という経営戦略の実現に貢献できるためです。
このようにHRBPは一般的な人事業務とは異なり、人事戦略の立案や人事制度の構築をも行います。
HRBPが求められる背景は、人事戦略が企業戦略にとって重要であることが再認識されたことにあります。
例えば先に例示した中国に出店するという経営判断の実現には中国語が話せる人材が必要です。
ここで、中国に出店するという経営判断が下されてから採用や人材教育をするのでは経営判断が下された時期によってはまるまる1年始動が遅れることがあります。
経営判断に基づき人事業務をするという守りの人事から、企業戦略を踏まえた人事戦略を構築し運用するという攻めの人事(戦略人事)への転換が企業の発展速度を加速させると考えられています。
HRBPになるには、一定の「経験」と「能力」が必要です。
HRBPは経営関与的な人事業務であるため、人事業務「経験」に加えて企業経営「能力」が要求されるからです。
HRBPに必要な経験は人事業務経験です。
企業戦略に沿った人事戦略を構築するには採用や教育といった人事業務がいかなるものかを理解していることが前提となります。
HRBPは人事のプロフェッショナルであることが望ましく、人事業務経験は必須と言えるでしょう。
HRBPに必要な能力は、企業経営能力です。
より具体的には
と言えます。
企業戦略に沿った人事戦略の構築には、業界や企業の現状を把握し(現状把握能力)、将来の予測をすること(将来予測能力)が必要です。
その上で立案した人事戦略の構築・運用には、取締役等の経営者や社内の様々な部署の担当者との連携が必要です。
これらの理由からHRBPには企業を発展させるというリーダーシップの下に社内の人間を動かすことができるコミュニケーション能力が必要です。
HRBPは今後より需要が高まると予想されます。
HRBPの業務は企業戦略に沿った人事戦略の構築・運用です。
企業戦略に沿った人事戦略の構築・運用により企業の発展速度の向上に貢献します。
また、グローバル社会に対応した海外進出を円滑に行うことにも貢献するとも言えるでしょう。
関連記事
求人情報/ 人事・総務
人事(企画・労務関連)のおすすめ求人情報
2021.01.15
求人情報/ 人事・総務
人事(採用関連)のおすすめ求人情報
2021.01.15
業界トピックス/ 人事・総務
人材育成やマネジメントに携わる人におすすめの本25選
2021.01.14
業界トピックス/ 人事・総務
CHROとは人事最高責任者のこと
2021.01.05
カテゴリから記事を探す
他業種の記事を見る